しらべる|お米
お米は冷蔵庫に入れるべき? 昔からの言い伝えを確かめました

先に結論
野菜室がいちばん確か
本当です。 農林水産省も、虫が心配なら「冷蔵庫の野菜室」をすすめています。冷蔵庫に入らない場合でも、15℃以下の涼しい場所に置き、1か月くらいで食べきる量だけ買うのが基本です。
「お米は冷蔵庫へ」は、どこから来た話?
「お米は冷蔵庫に入れておきなさい」。実家で言われたことがある人も多いと思います。でも野菜室はいつもいっぱいですし、本当にそこまでする必要があるのか、編集部でも意見が分かれました。
そこで、国の機関や研究者がどう言っているかを調べてみました。
国も研究者も「冷やして、早めに食べきる」
まず農林水産省です。消費者向けの相談ページで、お米の置き場所は「日光の当たらない、低温で温度変化の少ない場所」としています。虫が特に心配なら「冷蔵庫の野菜室に厚手のビニールに包み保管すると良い」とも書いています。お米の虫は15℃以下で動きが鈍くなり、増えられないそうです。そのうえで「約1か月で食べきることがおすすめ」としています。
農研機構の研究員の話(日本農業新聞、2026年7月)も同じ方向でした。コクゾウムシは15℃以下では育ちません。20〜30℃では、卵から約1か月で成虫になって出てきます。だから夏は冷蔵庫に入れるのがいちばんで、無理なら「精米から1か月以内に食べれば、成虫を目にすることはほぼない」とのことです。
新潟大学の教授が監修したお米のQ&A(米穀機構)でも、玄米も白米も、なるべく低温(理想は15℃以下)で、1か月くらいで食べきる量だけ保存するようにと書かれていました。
調べていて「へえ」と思ったこと
ビニール袋に入れただけでは足りません。 お米につく虫の一種(ノシメマダラメイガの幼虫)は、ビニールを食い破るそうです(農林水産省)。
虫はお米から自然にわくわけではありません。 外から入ってきます。小麦粉やパスタも同じ虫のえさになるので、まわりの食品も密閉しておくのが大事です(農林水産省)。
涼しい場所でも、水気は大敵です。 濡れた手で触ったり、とぎ汁がかかったりして水分が増えると、カビが生えやすくなります(米穀機構のQ&A)。玄米は栄養が多く、コクゾウムシが早く育つので、白米より狙われやすいそうです(日本農業新聞)。
編集部のまとめ:こう選ぶ
- 話のタネに:お米の虫よけは、冷蔵庫の野菜室がいちばん。農林水産省もすすめているんだって
- 野菜室に入る、ふたがしっかり閉まる保存容器を使う
- 一度に買う量は1か月で食べきれる分まで。2人暮らしなら5kg、4人家族なら10kgがひとつの目安です
- 夏場のまとめ買いは避ける
- 計量カップは乾いたものを使う


